いもむのガレキ彩色録

ガレージキットの塗装、組立をします。制作風景や完成写真をアップしていきます。

しょっぱい言さん「シスター サリエル」 彩色見本



ご機嫌よう、いもむでございます。

 

しょっぱい言さんのオリジナルシスターから「シスター サリエル」彩色見本の制作を承りましたので、今回はそれを記事にしていきます。

 

2023年7月30日(日)のワンダーフェスティバル、4-18-15「GS重工」様卓にて展示していただける予定ですので、お立ち寄りの際は見ていっていただけると嬉しいです。

 





キットと一緒に、hobbymioさんの新商品サンプルとしてヤスリをご提供いただきましたので、今回はこちらを使って下処理を進めていきました。

▼▼ご提供いただいたヤスリ類▼▼

・スポンジヤスリ#320〜2000

使用感はゴッドハンドのスポンジヤスリに近く、スポンジが少し柔らかい印象です。

砥粒が目立たないことが特に良かった部分かと感じています。

ペーパーヤスリやスポンジヤスリは切削するときに砥粒が少しずつ剥がれて材料に付着することがあり、黒など目立つ色の砥粒だと除去に時間を取られてしまうので、サフレス塗装をする際には大きな強みと言えるでしょう。

 

唯一気になったのは、色が全種同じなため裏面を見ないと番手が判別しづらいことぐらいでしょうか。

 

・ペーパーヤスリ#400〜1500粘着シート付き + ペーパーヤスリ用当て板

平面出しに使える当て板とペーパーヤスリのセットですが、快適の一言に尽きます。

ヤスリ類の保管は地味に空間を使いがちなので、コンパクトな専用ケースに収まっているのが好印象です。

ヤスリの粘着剤もちょうど良く、使用中にズレることもなく、なおかつ交換の際はサッと剥がせました。

 

・ペーパーヤスリ#400 大判シート


台紙が薄手のプラシートのような素材で独特の質感なので、わほいサンダーなどに強めに張っても反りが少ないので、相性が良かったです。

ただ紫色の砥粒が材料に付着しやすいので、その点は取り扱いに注意が必要かなと感じました。

 

 

工具のレビューはこのくらいで、ここからは彩色で特に気をつけた部分に触れていきます。

 

・白

白く塗るパーツが多めなので、髪の毛・布・透け感のある布・翼など、予め質感を分類しておくことで単調にならないようにします。

また、白系の色はちょうど良い加減のグラデーション塗装をするのが難しく、慣れないと物足りないのっぺりした感じか、オーバーで汚い印象の両極端になってしまいがちなのですが、ベースの白とシャドウ色の中間色を作っておいて影色を入れる前のぼかしを塗っておくと、簡単にきれいなグラデーションができます。

 

・髪

白髪がベースになっていて部分的にブロンドが混じっており、ここの塗り分けは白髪をラッカー系で塗ってクリアーで閉じた後、ブロンド部分をエナメルでエアブラシ塗装しています。

ブロンド部分をエナメルにすることで後から拭き取れるので、境界部分の調整がしやすくなります。

 

・金

装飾の金パーツにはガイアカラーのEXゴールドを使用しています。

色味と粒子感が程よく落ち着いていて使い勝手が良いので常備色にしています。

 

というわけで、今回はしょっぱい言さんの「シスター サリエル」の彩色見本でした。

最後までご覧いただいてありがとうございました。

ご機嫌よう。