いもむのガレキ彩色録

ガレージキットの塗装、組立をします。制作風景や完成写真をアップしていきます。

ハヤブサ先生OC『ロングメイド』

ごきげんよう、いもむです。

 

いつも記事を読んでいただきありがとうございます。

 

今回は、人気イラストレーターのハヤブサ先生が描かれたオリジナルキャラクター『ロングメイド』(原型:モガミさま)を組み立て塗装しましたので、少しでもお楽しみいただければ幸いです。

 

 

それでは、ここから制作記事となります。

下処理は割愛して、毎度おなじみの仕様書を作って彩色の方向性を決めていきます。

 

仕様書を作る際、ガレキの元になったイラストの他にも同じイラストレーターさんの作品を観察すると「この表現技法良いな」と思うような部分がどんどん出てくるので、そういった要素は積極的に取り入れていきます。

本キットはサイズが大きく造形の情報量も多めでしたので、それに合わせて仕上げていきます(1/5スケールより若干小さいくらい)。

 

全体の配色はモノトーン基調となっていますが、単純に「白と黒」だけになってしまうともったいないので、質感や色味に差をつけて情報を持たせていきます。

 

白ストッキングは透け感を出しつつ上からパールを乗せて、密着感と肌触りの良さそうな素材感を与えてみました。

 

メイド服の白は影色の彩度を抑えてグレーに近い色(わずかにマゼンタとバイオレットを混ぜています)にすることで、重量感のあるしっかりした生地に見えるようにしています。

特にスカート裏地のような広い面はグラデーションが弱いと味気なく見えてしまうので、グラデーションの振り幅を大きめに塗っておきます。

 

黒については、髪には透明感とツヤ感を、メイド服には生地の重量感を、という塩梅を狙って塗り分けてみました。

 

肌は赤みの出る部分と明るい部分で強めのグラデーションを入れてあげると、健康的できれいな色白肌に仕上がるかなと思って塗っています。

血色感、大事ですよね。

 

瞳はイラレの練習も兼ねて、自前でデカールデータを起こして貼っています。

 

導入当初は操作がサッパリだったイラレも最近ようやく少しは触れるようになってきて、彩色の仕様書もイラレで作成するようになりました(ペンツールとグラデーションツールぐらいしか使えてないのはさておき)。

 

それでは今回はこの辺りで締めさせていただければと。

最後までご覧いただいてありがとうございました。

ごきげんよう