クルマ買う前に作ってみたお話 ~タミヤ 1/24 NDロードスター~
年末に新しいクルマを契約してきました!
とりあえず報告したい人には一通りしたので…
— いもむ (@uc0096080266721) 2018年12月23日
この度、ロードスターRFを契約してまいりました!
アバルト124スパイダーと散々悩みましたが、今日改めて試乗させてもらい、自分にはこちらが合っていると実感できたため、迷いのないすっきりとした気持ちでの選択になります。 pic.twitter.com/6iyz8S4gkz
車種は、2019年に販売開始から30周年を迎えるオープンカー、マツダ ロードスターのRFです。
ざっくりクルマについて説明すると、
ロードスター = オープンカーを指す言葉
RF = Rateractable
(格納式の)
+
Fastback
(天井から後部にかけて流線形の車)
という意味になります。
電動ハードトップのオープンカーってことですね。
というわけで、クルマを買ういましたよ~という報告だったのですが、契約に踏み切るまでにいろいろと悩みまくりました。
一応、グレードはインテリアカラーが選べる「VS」、ボディ色「青」、インテリアカラー「タン」とか良いんじゃないかなとは思ったものの、いかんせん実物を見てみないと自分のイメージ通りのものかどうか確信が持てません。
特にボディ色は光の当たり方によってだいぶ変わってくるので、実車で確認したかったのですが、近くのディーラーには青いロードスターの置いてあるところは一軒もありませんでした。
▲ロードスターRFの青「エターナルブルー」。カタログだとビミョー…。
▲インテリアカラー「スポーツタン」、どちらかと言うとタンよりベージュに近い色合いです。
実物を見てから決めたかったのですが、無いものは無いので
無いなら作れば良いじゃない?
というモデラー的思考で、今回タミヤの1/24 マツダ ロードスターを近所のプラモ屋で買ってまいりました。
ここで気づいた方もいらっしゃると思いますが、ソフトトップを買ってきました。
そもそもRFってプラモ化してないんですよね…。
まぁ、ざっくり雰囲気だけでも掴めればOKなので、気にしないことにしましょう。
まずは外装のパーティングラインを消してサフ吹き、そしてもうひと手間でエアロパーツをプラ板で作ります。
▲フロントリップ
▲サイドステップ
▲リアアンダースポイラー、リアスポイラー
一応純正オプションのマツダスピードエアロを作ったつもりです。
カッコイイのでちょっと付けちゃおうかなー的なノリでやってみました。
実車も似たようなエアロパーツを取り付けるつもりなので、技術と時間の許す限り自分が実際に乗りたいロードスターに近づけていくスタンスでいきます。
そして、今回は本物の色味を知ることが目的だったので、カーモデル制作のセオリーから見ると邪道ですが、こちらを使います。
本物の車に使う純正タッチアップペンです。
(車用の塗料が邪道な理由はプラモのサイズが1/24なのにメタリック塗料の粒子が1/1サイズなため、サイズ感にミスマッチが生じるからです。)
容器に入っていた塗料をエアブラシに移して吹き付けてからクリアを塗った後に磨いたものが、こちらになります。↓
「カタログと全然違くないか?」
むしろカタログよりかなり好みに近い色!
ボディ色は青で決定です。
ひとまず最大の悩みポイントは解消できました。
続きましてシャシーを作っていきます。
まずは仮組み。
最近のタミヤさんのカーモデルはめちゃくちゃ再現度が高いです。いい仕事してます。
こういうメーカー側の熱意がひしひしと伝わってくるようなキットに出会うと、組み立てる側もモチベーションが上がるんですよね。
ついつい遊びたくなります。
わざわざ純正のサスペンションをCUSCOの車高調整キットっぽく塗り分けてみました。
シャシーもエアブラシと筆塗りを使い分けて塗りました。
かなりそれっぽく仕上がったんじゃないでしょうか。
お次は内装です。
悩みポイントその2、インテリアカラー「スポーツタン」です。
シートを見ると、真ん中にステッチが三本あります。
ロードスターのシートはレザーと布で、この部分のステッチの本数が異なるのですが、三本だと布シートなので真ん中の一本だけを残して、あとはパテで埋めてレザーシートっぽくしました。
▲布シート(ステッチが三本)
▲レザーシート(ステッチが一本)
さすがタミヤさん、内装の再現度もかなり高かったので、他は特にいじる部分もなく手早く塗装に移れました。
ドア内張りにボディ色が使われてる部分なんか特に、マツダがロードスターのデザインに対して徹底的にこだわって作った感じがして、とても好印象です。
マツダ曰く、
「ボディ色を大胆かつ自然な流れで車内に入れることでクルマとドライバーの一体感を演出したデザイン」
とのこと。人車一体ってやつですね。
インテリアカラーのすぐ真上にボディ色が配置されているため、スポーツタンと青だと対比がよく目立ちます。個人的には中々好みの配色になりました。
そしてもう1つ、これはソフトトップならではのポイントですが、幌を暗めのブラウンに塗装しています(通常ロードスターの幌はブラックのみ)。
本来ソフトトップのモデルではスポーツタンのインテリアカラーを選択することは出来ないのですが、2018年の限定モデル「キャラメルトップ」でのみ、内装がスポーツタンになっています。
一応存在するモデルに合わせようかなー的な意味で、
このカラーリングにしたのですが、ボディ色・インテリアカラー共にちょっと渋めの選択にしたためよくマッチしているように思います。
残った小物類もササッと仕上げ、ようやく組み付けたので、いざ撮影タイム!
やっぱりカーモデルは屋外に出すとリアリティが増しますね。
というか、ドンピシャで好みの雰囲気です。
「ロードスター買うなら絶対このカラーリングにする!」
そう言いきっても過言ではないレベルです。
「エンディングが見えた、理想のロードスターはこれだ!」
と思いきや、ここで新たな問題が…
「ロードスターRFの値段ならアバルト124スパイダー買えるんじゃ…」
ということに気づき、兄弟車の124スパイダーに試乗して新しい悩みが出てきてしまったのですが、これはまた別のお話です。
▲アバルトのディーラーにあった124スパイダー
ということで、今回はカーモデル制作でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。
ではまた!