【備忘録】デカール印刷を依頼する手順と入稿データチェックリスト
ごきげんよう。いもむです。
つい先日、ガレージキットの瞳データを作成してみたので、ハイキューパーツさんにデカールの印刷を依頼しました。
入稿データを作る際の注意事項が多かったので、今回はその辺りをまとめていきます。
「デカールに興味はあるけど、印刷をどう頼めば良いか分からないよ!」という方の一助になれば幸いです。
なお、ハイキュープリントさんのデカール印刷サービスはA10サイズ10シートからの標準コースとA5サイズ1シートからのトライアルコースの2種があり、今回はトライアルコースを申し込みました。
目次
印刷依頼の流れ
1.入稿データの用意
事前に用意するデータ(2つ)
・実際の印刷に使うaiデータ
・仕上がり確認用jpegデータ
入稿データはai形式のみ受付可能とのことなので、Adobe Illustratorでデータを作成します。
サブスク形式のソフトなのでそれなりに高いですが、年に何度か開催されるセールでは30%近い割引になっていることがあるので、もし急ぎでなければセール期間中に購入してみることをお勧めします。
いきなりですが、印刷用に作成したデカールデータはこんな感じです。
トライアルコースで申し込める最小サイズはA5判からなので、いくつかまとめて印刷すると、その分コスパは良くなるかと思います。
なお、水色の台紙はハイキューパーツさんの公式サイトからテンプレートをダウンロードできるので、そちらを使用しています。
入稿データチェックリスト
・台紙のサイズは合っているか
・台紙の端から3mm以内にオブジェクトがないか
・必要なレイヤーを作成してあるか(台紙レイヤー、白レイヤー、カラーレイヤー)
・各レイヤーに別のオブジェクトが入っていないか
・カラー設定の選択は正しいか(ハイキューパーツさんはRGB、CMYK両対応)
・文字はアウトライン化したか
・不要なデータは削除したか
・印刷データの入ったレイヤーのロックを解除したか
・印刷データは全て表示されているか
・効果、プラグインを使った場合は「アピアランスの分割」をしたか
・画像を配置した場合は埋め込んだか
・画像を配置した場合はクリッピングマスクでトリミングしたか
・下地の白は統一色にしたか
・下地の白がカラーレイヤーからはみ出していないか
各項目の詳細とやり方は名刺良品さんの入稿ガイドが分かりやすく、参考になりました。
2.ECサイトから申し込む
ハイキュープリントサービスの公式サイトから、希望のコースと台紙サイズを選択して必要事項を入力。
3.データ入稿
自動送信メールのリンクから入れるアップローダーに入稿用のデータをzipでまとめて送信。
4.担当者様のデータ確認、問題なければ代金支払い
5.印刷、デカール出荷、納品
デカールの確認
トライアルコースの場合だと、申込みから4日でデカールが手元に届きました。週をまたぐくらいで届けば良いな程度のスケジュール感だったので、想像よりずっと早く納品していただけてとても助かりました。
入稿データの不備がないようすることと、入金案内などのメールが届いたら早めに対応することなど意識すると、先方もスムーズに対応しやすくなるかと思います。
そして、届いたデカールがこちらになります。
グラデーションもキレイに出ていて、毛先のかなり細かい部分まで潰れていなかったので、印刷の精度的には十分かなと感じます。
簡単に試し貼りもしてみました。
デカールのベースがかなり薄いので、段差も比較的簡単に目立たなくできました。
ワンフェスなどのイベント前は申込みが集中して納期が延びることもあるようなので、公式サイトで事前に混雑状況を確認しておくと良さそうです。
最後までご覧いただいてありがとうございました。
それではごきげんよう。