アズールレーン「シリアス 抱き枕ver.」
ごきげんよう。いもむです。
前回に続き、今回もアズールレーンです。「シリアス 抱き枕ver.」(原型:竹内様)を塗装しました。
元のイラストはコミケC96でYostar公式ブースにて頒布された抱き枕カバーのものです。
下記、制作記事になります。
【制作記事】
キット本体は分割・複製・瞳デカールなど作りやすいように工夫されており、塗装前の下処理はサクッと軽快に終わりました。
塗装前に仕様書を作ってイメージを固めていきます。
特に白髪・銀髪系統の髪は受ける光によって色味の変化が大きいため、色味やグラデーションの僅かな差によって髪の印象が大きく違って見えることがよくあります。
何度か調整して、最終的にこんな感じに仕上げました。
衣装も色数が少ないため単調になってしまわないよう「この生地はどんな質感だろう?」というのを考えつつ細かく分けたので、元イラストだとパッと見同じに見える白も4種類の色味と質感に分けて仕上げています。
また、今回は再現度の高いデカール付属だったので、そちらを使わせていただきました。
台座はいつも梱包に使っている緩衝材をキットの形に合わせて削り取ったものにフェイクファーを縫い付けています。
元が抱き枕のイラストだったので、近い雰囲気にしてみました。
最後までご覧いただいてありがとうございました。
それではごきげんよう。
アズールレーン「セントルイス Luxury Handle」を塗装しました。
ごきげんよう。いもむです。
今回はアズールレーンより「セントルイス Luxury Handle」(原型:ボウズロケット様)を塗装しました。
下記、制作記事になります。
【制作記事】
1.下処理
まずはパーツチェックから仮組み、軸打ちと磨きまで終わらせます。
比較的パーツ数も少なくシンプルなのでサクッと丁寧に片付けてしまいましょう。
磨き終わったら洗浄です。
洗浄は人によってやり方がマチマチですが、私の場合だとパーツ形状や塗り分けに応じて、下記2パターンを併用しています。
①ラッカー系のシンナーに15分ほど漬ける
あくまで簡易的な方法ですが、起伏の激しくないパーツや塗り分けが単純なパーツはこれで十分です。
②研磨剤入りクレンザーをつけた歯ブラシで磨く
起伏の激しいパーツやマスキングをして塗り分けるパーツ、離型剤でベタベタしているパーツはこの方法で洗浄しています。
パーツを一つ一つ磨くので手間はかかりますが、髪の毛のような起伏の激しいパーツの奥まった部分は離型剤が残りやすいですし、マスキングするパーツは塗膜剥がれも怖いので、予防策をとっていきます。
彩色
洗浄したパーツの乾燥中やプライマーの乾燥中は待ち時間ができるので、その間にどんな仕上がりにするか、仕様書を作っていきます。
一見面倒そうではありますが、予め方向性のすり合わせをしておくと迷わず作業を進めることができるのでグッと楽になります。設計図とか地図みたいな感覚です。
一通り仕様が固まったら、塗装していきます。
基本的な流れはどの色も、仕様書に載せた色に近いものが発色するように調色→テストピースに試し塗り→本塗装の手順です。
まず肌塗装です。
今回はいつものクリアーカラーとは趣向を変えて、不透明の塗料メインで塗りました。
白 + 色の源マゼンタ + 色の源イエロー +純色バイオレット(明度調整用)
発色させたい色よりも彩度の高い色を作って、うっすらと吹き付ければクリアーカラーを使うときと同様にキャストレジンの透明度を維持することができました。
元イラストを見るとツヤのあるセクシーな肌なので上からパールかけることでをツヤっぽい質感にして、最後のトップコートにツヤ消しを吹き付けます。
続いて髪の毛です。
ハイライト色と毛先の色を塗装後にパールブルーを吹いて、そこから影色を入れていきます。
パールは最後に吹くとグラデーションが弱まってしまうため、影色より先に入れるとグラデーションの強度をコントロールしやすいです。
続いてドレスなのですが、ホビー用のシルバーで元イラストのスパンコールっぽいキラキラした質感を再現するのはかなり厳しそうなため、0.1mmのラメフレークを使うことにしました。
フレーク塗装をするには通常、フレークガンや口径1.5mm程度のスプレーガンなどの設備を使用しますが今回はそれらを使用せず、クリアーを吹き付けて乾燥する前にフレークをまぶしています。
この後グラデーションで影色を入れていくのですが、このまま影色を乗せてもフレークの隙間に色が吸い込まれてしまって発色しないことが予想されるので、フレークの隙間が埋まって表面がなめらかになるまでクリアーを6回程度重ね吹きしてから影色を乗せました。
最後までご覧いただいてありがとうございました。
それではごきげんよう。
クルマ買う前に作ってみたお話 ~タミヤ 1/24 NDロードスター~
年末に新しいクルマを契約してきました!
とりあえず報告したい人には一通りしたので…
— いもむ (@uc0096080266721) 2018年12月23日
この度、ロードスターRFを契約してまいりました!
アバルト124スパイダーと散々悩みましたが、今日改めて試乗させてもらい、自分にはこちらが合っていると実感できたため、迷いのないすっきりとした気持ちでの選択になります。 pic.twitter.com/6iyz8S4gkz
車種は、2019年に販売開始から30周年を迎えるオープンカー、マツダ ロードスターのRFです。
ざっくりクルマについて説明すると、
ロードスター = オープンカーを指す言葉
RF = Rateractable
(格納式の)
+
Fastback
(天井から後部にかけて流線形の車)
という意味になります。
電動ハードトップのオープンカーってことですね。
というわけで、クルマを買ういましたよ~という報告だったのですが、契約に踏み切るまでにいろいろと悩みまくりました。
一応、グレードはインテリアカラーが選べる「VS」、ボディ色「青」、インテリアカラー「タン」とか良いんじゃないかなとは思ったものの、いかんせん実物を見てみないと自分のイメージ通りのものかどうか確信が持てません。
特にボディ色は光の当たり方によってだいぶ変わってくるので、実車で確認したかったのですが、近くのディーラーには青いロードスターの置いてあるところは一軒もありませんでした。
▲ロードスターRFの青「エターナルブルー」。カタログだとビミョー…。
▲インテリアカラー「スポーツタン」、どちらかと言うとタンよりベージュに近い色合いです。
実物を見てから決めたかったのですが、無いものは無いので
無いなら作れば良いじゃない?
というモデラー的思考で、今回タミヤの1/24 マツダ ロードスターを近所のプラモ屋で買ってまいりました。
ここで気づいた方もいらっしゃると思いますが、ソフトトップを買ってきました。
そもそもRFってプラモ化してないんですよね…。
まぁ、ざっくり雰囲気だけでも掴めればOKなので、気にしないことにしましょう。
まずは外装のパーティングラインを消してサフ吹き、そしてもうひと手間でエアロパーツをプラ板で作ります。
▲フロントリップ
▲サイドステップ
▲リアアンダースポイラー、リアスポイラー
一応純正オプションのマツダスピードエアロを作ったつもりです。
カッコイイのでちょっと付けちゃおうかなー的なノリでやってみました。
実車も似たようなエアロパーツを取り付けるつもりなので、技術と時間の許す限り自分が実際に乗りたいロードスターに近づけていくスタンスでいきます。
そして、今回は本物の色味を知ることが目的だったので、カーモデル制作のセオリーから見ると邪道ですが、こちらを使います。
本物の車に使う純正タッチアップペンです。
(車用の塗料が邪道な理由はプラモのサイズが1/24なのにメタリック塗料の粒子が1/1サイズなため、サイズ感にミスマッチが生じるからです。)
容器に入っていた塗料をエアブラシに移して吹き付けてからクリアを塗った後に磨いたものが、こちらになります。↓
「カタログと全然違くないか?」
むしろカタログよりかなり好みに近い色!
ボディ色は青で決定です。
ひとまず最大の悩みポイントは解消できました。
続きましてシャシーを作っていきます。
まずは仮組み。
最近のタミヤさんのカーモデルはめちゃくちゃ再現度が高いです。いい仕事してます。
こういうメーカー側の熱意がひしひしと伝わってくるようなキットに出会うと、組み立てる側もモチベーションが上がるんですよね。
ついつい遊びたくなります。
わざわざ純正のサスペンションをCUSCOの車高調整キットっぽく塗り分けてみました。
シャシーもエアブラシと筆塗りを使い分けて塗りました。
かなりそれっぽく仕上がったんじゃないでしょうか。
お次は内装です。
悩みポイントその2、インテリアカラー「スポーツタン」です。
シートを見ると、真ん中にステッチが三本あります。
ロードスターのシートはレザーと布で、この部分のステッチの本数が異なるのですが、三本だと布シートなので真ん中の一本だけを残して、あとはパテで埋めてレザーシートっぽくしました。
▲布シート(ステッチが三本)
▲レザーシート(ステッチが一本)
さすがタミヤさん、内装の再現度もかなり高かったので、他は特にいじる部分もなく手早く塗装に移れました。
ドア内張りにボディ色が使われてる部分なんか特に、マツダがロードスターのデザインに対して徹底的にこだわって作った感じがして、とても好印象です。
マツダ曰く、
「ボディ色を大胆かつ自然な流れで車内に入れることでクルマとドライバーの一体感を演出したデザイン」
とのこと。人車一体ってやつですね。
インテリアカラーのすぐ真上にボディ色が配置されているため、スポーツタンと青だと対比がよく目立ちます。個人的には中々好みの配色になりました。
そしてもう1つ、これはソフトトップならではのポイントですが、幌を暗めのブラウンに塗装しています(通常ロードスターの幌はブラックのみ)。
本来ソフトトップのモデルではスポーツタンのインテリアカラーを選択することは出来ないのですが、2018年の限定モデル「キャラメルトップ」でのみ、内装がスポーツタンになっています。
一応存在するモデルに合わせようかなー的な意味で、
このカラーリングにしたのですが、ボディ色・インテリアカラー共にちょっと渋めの選択にしたためよくマッチしているように思います。
残った小物類もササッと仕上げ、ようやく組み付けたので、いざ撮影タイム!
やっぱりカーモデルは屋外に出すとリアリティが増しますね。
というか、ドンピシャで好みの雰囲気です。
「ロードスター買うなら絶対このカラーリングにする!」
そう言いきっても過言ではないレベルです。
「エンディングが見えた、理想のロードスターはこれだ!」
と思いきや、ここで新たな問題が…
「ロードスターRFの値段ならアバルト124スパイダー買えるんじゃ…」
ということに気づき、兄弟車の124スパイダーに試乗して新しい悩みが出てきてしまったのですが、これはまた別のお話です。
▲アバルトのディーラーにあった124スパイダー
ということで、今回はカーモデル制作でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。
ではまた!
HGBD ガンダムAGEⅡマグナム
ビルドダイバーズ終盤辺りから作り始め、かなりのスローペースでしたが、完成しました。ガンダムAGEⅡマグナムです。
AGEⅡマグナムのベースとなったAGE-2ノーマルは海老川兼武氏がメカデザインを担当していたので、海老川デザイン独特の淡い色調でボディカラーをまとめています。
また、この機体はGBNチャンピオンのクジョウ・キョウヤのガンプラということで、それ相応の風格が出るようグラデーション塗装で重厚感を出しました。
AGE-2系の機体は変形機構を備えている関係上、HGでは胸部Aマーク部分に穴が開いていますが、MS形態での見た目を損なわないよう、新規で差し替え式のフタを製作しました。
これにより、MS形態での穴を無くしつつ、フェニックスモードへの変形も可能としています。
今回は、プラ板貼り付け・モールドの彫り込み等、全体のディテールアップにも力を入れています。
また、AGE-2は元々機動力に優れた機体なので、脚や肩に追加のスラスターを設けました。
ツインアイやセンサー部分には、ホログラムシートを貼ることで反射を強め、光っているような感じにしています。
武装も全体にディテールアップを施しました。
ハイパードッズライフルマグナムに関しては、どちらかと言うと元のAGE-2よりもウイングガンダム系のシルエットに近いようなイメージがあったため、画像赤丸部分のツノを新造し、よりそれらしいシルエットに仕上げました。
Fファンネル、シグルシールドのクリアーパーツはエッジを削り込むことで鋭利にし、光沢感を強めるためにコンパウンドで磨いた後、クリアー塗料を塗布しています。
ビームサーベルは、根元を中心として蛍光ピンクでグラデーションをかけ、よりビームらしい質感に仕上げました。
最後までご覧下さり、ありがとうございました。
HGUC キュベレイ ②完成
更新期間が大分あいてしまいましたが、キュベレイが完成しました。
▪キットを尊重
今回は素体が良かったため大規模な改修はせず、エッジのシャープ化・面取りの微調整に重点を置き、全体を整えるという方向で制作することにしました。
▪肩バインダー
キュベレイの両肩に付いているバインダーは、劇中・永野オリジナル版・各ゲーム作品ごとに形が多様なため、この部分の整形は作り手の好みが顕著に出てくると思います。
⬆アニメ版
⬆エクストリームバーサス
⬆ガンダム無双シリーズ
先端にプラ棒を継ぎ足して延長し、根元は面取りを斜めにすることでくびれて見える様にすることで、メリハリをつけました。
内側のメカ部分はせっかくパーツが分割されていたので、フィニッシャーズのスターブライトアイアンとミラークロームシルバーで塗り分けました。
▪腰アーマー
フロントは上部中央を削ることで左右に出っ張りを作っています。
両サイドは下端を0.5mmのプラ板で延長しています。
▪脚部
ヒザのアーマーは根元の形状を変更して尖らせました。
▪腕部
前腕の合わせ目は消してしまっても良かったのですが、反対側にスジボリがあったのでそれに合わせる形で0.5mmのスジボリとして処理しました。
▪胴体
プロポーションの変更としては、胴体を1mm延長するだけに留めました。
▪白の塗装
光沢orつや消し・パール塗装にするかで悩みましたが、キュベレイの作られたアクシズは当時、ア・バオア・クーから逃げ延びたジオン兵士たちで溢れかえり、深刻なキャパシティオーバーに陥っていました。
そのため、手間も塗料も余分に掛かるパール塗装をするほどの余裕はアクシズにないとします。
しかし、アクシズの実質的指導者であるハマーン・カーンの専用機として見栄えは少しでも良くしたいということで、パールほどではないにしても手間の掛かる光沢塗装としました。
▪カラーレシピ
下地=グレーサーフェイサー
白=クールホワイト
ピンク=モンザレッド + クールホワイト
+ キアライエロー
紫=色の源シアン + 色の源マゼンタ + クールホワイト
青=コバルトブルー
+ ウルフブルー(フィニッシャーズ)
関節=スターブライトアイアン
HGUC キュベレイ ①仮組み
HG キュベレイを仮組みしました。古い方のキュベレイも過去に作りましたが、完成度・組みやすさ共に格段に向上しているように感じます。
特に最近のキットは細かいところまで色分けがしっかりとされていますね。そのおかげで付属のシールがめちゃくちゃ少ないです!
昔のはボディのピンクのラインが全部シールだったのに…
バインダーの内側もメカニカルなディテールが入っていてバンダイの気合いを感じます!キュベレイのバインダーって内側が結構よく見えるので、これは嬉しいポイントですね。
あとはとにかくよく動きます!HGなのに、指まで可動します(手は可動タイプと武器を保持する拳タイプの2種類があります)。いろいろ遊べそうです。
股関節も最近よく見るタイプのものになっているので、可動域が広いです。
ここがボールジョイントだと、しばらく時間が経った頃に関節がユルユルになっちゃうことがしばしばあったので、そこらへんはあんまり気にしなくて済みそうです。
というわけで、ガンプラの進化を体感しました。
天気予報を見ると、まだまだ雨が続きそうなので、塗装に入る頃には晴れるといいなぁと思ってます。
ご覧頂きありがとうございました。
ではまた。´ω`)ノ